2023年6月4日、小学1年生の息子が初めて四谷大塚主催の「全国統一小学生テスト(全統小)」を受けました!
こちらの記事では、全国平均点や偏差値、実際にどんな問題が出たのかなど、体験談を交えながらお伝えします!
全国統一小学生テストを受けようと思ったきっかけ
全統小を受けたきっかけ
- 完全無料であること
- 入塾予定がなくても受けられること
- 息子はもともと学習習慣があり、全国での息子の位置を知りたかったこと
- 学校の授業は問題なくついていけるからといって安心しないでほしいから
1年生の時点でこのテストを受けさせようと思うご家庭はきっと意識の高いご家庭が多いのではないかと思い、その中での息子はどのくらいの位置にいるのか興味がありました。
息子のこれまでの学習状況
息子の学習状況
- 3歳から英語保育のプリスクールに1年間在籍
- 年少のタイミングで普通の幼稚園へ
- 週2で英語教室へ通い、年長で英検4級取得
- 気が向いた時だけ家でスマイルゼミ
- 本や図鑑は好きでよく1人で読んでいた
- 公立小学校へ進学
- 新小1のタイミングでチスマイルゼミからチャレンジタッチに乗り換え
幼児の頃から英語は好きでやっていたけど、国語はほとんど勉強らしい勉強はしたことがなく、スマイルゼミでも算数の方を好んでやっているようでした。
そんなわけで、息子の国語力は未知数で、そこはかなり気になるポイントでした。
テストらしいテストは受けたことがなかったけど、過去に英検を2回受けているので、問題用紙と回答用紙が別にあることや時間配分が大事であることは元々わかっていたようです。
本番までにやったのは「過去問大会」の参加だけ
受験対策イベントは校舎によって違うのかもしれませんが、息子が受験する予定の校舎では1年生には「対策授業」というものはなく、代わりに「過去問大会」というものがありました。
テスト本番の1週間前または2週間前の週末の日程が選べます。
周りに全国統一小学生テストを受けたことがある人がいなかったので、よくわからない状況のまま、直前の週の「過去問大会」に参加することにしました。
過去問を解いた後に解説授業とかがあるのかな?と勝手に思っていましたが、実際は「1年前の同月実施の過去問を実際のテストと同じ制限時間内に解く」というもので、過去問のテストが終わったら問題用紙と解答をもらって帰ってくる...というだけでしたが、問題を読んで回答用紙に書くという練習ができるのは大きいです。
これは行って本当に本当によかった!と思っています。
というのも、我が家は全国統一小学生テストがどんなものか全く知らなかったので、内容を見てびっくり。
1年生の出題内容としてはかなり難しいと感じました。
特に算数に関しては、単純な計算問題ができるだけでは話になりません。
算数といえども、かなり読解力が必要な問題が多いと感じました。
最後の方に行くに従って複雑な問題が増え、時間内に最後まで終わらないという子も多いと思います。
実際、息子も、過去問大会では時間配分がうまく行かず、算数の最後の大問まで辿り着けませんでした...。
帰宅後、過去問を採点をしてみたところ・・・
各科目150点満点中
算数:96点 国語:113点
というなんとも微妙な結果でしたが、算数は最後の大問まで辿り着いていない&別の大問で問われている内容を完全に読み違えていたみたい。
これなら、時間配分に気をつけることと、設問をきちんと理解しながら解くことに気をつければ改善の余地はありそうです。
とはいえ、初めてのテストだし、ここで無理して嫌になったら困ると思い...
テスト本番までの1週間は、過去問で間違えた問題を解き直すだけに留めました。
テスト本番を受けた後の本人の手応え
結局、1回分の過去問を解いただけで臨んだ本番。
私の気がかりはただ1つ! 算数、最後まで辿り着いたかな...。
テストが終わり、ゾロゾロと子供たちが出てきました。
息子は「国語も算数も時間内に全部できた!」といってご機嫌。
特に、国語は簡単だった!とのこと。
帰宅後、自己採点をしてみたところ・・・
各科目150点満点中
算数:2問ミス!138点!
国語:なんと150点!満点!
え、すごいじゃん!!!
どうやら例年よりも難易度が易しかったみたいですが、それでもよく頑張りました!
受験した校舎で成績表返却&面談
今回は四谷大塚の校舎で受験したのですが、成績表の返却は受験した校舎に取りに行かなければいけないとのこと。
窓口で返却してもらうか、ついでに15分くらい面談するかが選べます。
我が家はまだまだ入塾するつもりはありません。
中学受験自体、するかどうかまだわかりません。
でも、今回のテストの難易度や息子の位置など直接聞いてみたい気持ちもあり、どうせ校舎に出向くならついでに...という感じで返却面談を選びました。
面談では、成績表を見ながら子供の苦手ポイントや改善点などをお話ししてくれるようです。
面談が始まると、成績表を見ながら全国順位や偏差値、間違えた設問について解説してくれました。
全国の平均点
算数:97.0点
国語:104.2点
息子の点数・全国順位(12,335人中)・偏差値
算数:137点 / 277位 / 偏差値 64.5
国語:150点 / 1位 / 偏差値 63.5
2科:287点 / 170位 / 偏差値 65.2
面談では、算数と国語がバランス良く取れている点をとても評価してくださり、「入塾の希望はないか?」と聞かれましたが、現時点では入塾するつもりはないとしっかりと伝えました!
こんな早いうちから塾代を払っていたら我が家の家計は破産します...
実際に、今から通うには経済面で厳しいことも伝えたところ、「それ言われちゃうともう何も言えないです...」とのことで、入塾の勧誘をされることもありませんでした。
とにかく、これからはどんどん問題は難しくなっていくばかり。
一度いい成績をとってしまうとキープするのが本当に大変ですよね。
うまくモチベーションを保ちながら次回もぜひ頑張ってほしいとのことで面談を終えました。
実際にどんな問題が出たのか?(2023年6月)
算数・国語ともに30分間のテストで、各150点満点です。
後半になるにつれて試行錯誤しないといけないような複雑な問題になっていきます。
回によって違うと思いますが、ひとまず今回のテストについてはこんな感じでした。
算数
こんな問題
【計算・数】 知識問題 × 7問 思考問題 × 2問
【文章題】 知識問題 × 2問 思考問題 × 3問
【図形】 知識問題 × 0問 思考問題 × 3問
【規則・整理】 知識問題 × 2問 思考問題 × 6問
※ 知識...計算の技能・数の仕組み
※ 思考...与えられた条件や情報を整理し、活用できる能力
…こんな感じで、半分以上が思考力を問う問題になっていました。
しかし!配点は、単純な計算だろうが複雑な文章問題だろうが、全て一律で各6点です!
というわけで、知識問題は着実にとっていきたいところですね。
国語
こんな問題
【文字】 知識問題 × 5問 思考問題 × 0問
【ことば】 知識問題 × 8問 思考問題 × 3問
【物語文(ストーリー把握)】知識問題 × 0問 思考問題 × 9問
【物語文(心情理解)】 知識問題 × 0問 思考問題 × 1問
※ 知識...文字・ことばとその使い方
※ 思考...文章を読み取り、活用できる能力
…こんな感じで、国語は知識と思考が半々くらいです。
ストーリー理解や心情理解の問題は、約600字ほどの物語文を読んで答えるものでした。
1年生の国語の教科書の文章量よりも断然多いので、何も知らずに受けるとびっくりするかもしれません。
とはいえ、配点は算数と違い4点〜8点の幅があり、文字・言葉の使い方などの知識問題の方が配点が高く、物語文は5点。
こちらも基礎を着実にとっていくことが大事だと思います。
小1・6月実施の全国統一小学生テストの過去の平均点
算数 | 国語 | 2教科 合計 | |
2023年 6月 | 97.0 | 104.2 | 201.3 |
2022年 6月 | 72.7 | 92.6 | 165.3 |
2021年 6月 | 82.8 | 97.5 | 180.3 |
2020年 6月 | 91.9 | 72.1 | 164.0 |
2019年 6月 | 105.8 | 85.9 | 191.7 |
2018年 6月 | 80.6 | 95.4 | 176.1 |
推移を見ても分かるように、やはり2023年6月はずいぶん難易度がやさしくなっているようですね。次回はどうなるんでしょうか...
今後の学習計画
今回初めて全国統一小学生テストを受けてみて感じたのは、算数も読解力が大事だということ。
市販の問題集「最レベ」を購入して少しずつ進めることにしました。
最レベはかなり思考系の問題が多いので、かなり鍛えられそうです。
次回、11月3日のテストも受験する予定なので、今回の経験を生かして頑張りたいと思います。