精液検査の結果、男性不妊の1つである精子無力症が発覚
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主人の精液検査の流れは?何がわかるの?|不妊を疑い始めた頃【2】
さて、私自身には不妊に関係しそうな異常は特になかったものの、一応主人側に不妊の原因がないか確認するために精液検査を勧められました。 その日当日にはできなくて、私の初診の1週間後くらいに検査することに。 ...
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男性不妊の可能性を調べるべく、精液検査をした主人。
検査当日に結果が出なかったので、後日聞きに行くことに。
まさかこんな結果が待っているなんて思いもせず、結果聞くだけだからすぐだろ~。なんて思って余裕こいて出発しました。
クリニック到着後、すぐに呼ばれた私たち...
うわー、相変わらずここのクリニックは混んでいらっしゃる。
5分くらいしてから、おずおずと近づいてくる受付の方…。
あいにく院長今出かけておりまして…2時間後にまた来ていただけますか…?
えぇぇぇ!!!!
なにごと!?
な に ご と ! ! ! ? ? ?
急にビビる展開。
何!?院長から直接じゃないとだめとか怖いんですけどー!
主人も俄然緊張してきた様子。
特に異常ないですね、って言われて帰るだけだと思ってたのに...
きっと良くない結果が待っているんだ...
で、2時間後。
わりとすぐに呼ばれて、緊張の面持ちで診察室へ。
入った瞬間、明らかに前回と態度の違う院長。
そう言いながら、レシートのような結果票を渡してくれました。
それ見てもさっぱり見方がわからない私たちはキョトン顔。
しばらくしてから、言いづらそうに説明を始める院長…。
…え。 まじか。
…でも正直、事の深刻さがいまいちピンとこない。
順に、精液検査の結果数値の説明を受ける。
主人の精液検査の結果
(主人の結果は左、自然妊娠に必要な最低数値[ ]内に記載)
- 精液量:3ml[基準値 1.5ml以上]
- 精子濃度:3,000万/ml[基準値 1500万/ml以上]
- 運動率:11.9%[基準値 32%以上]
- 速度が早く直進する精子:2.9%[基準値 25%以上]
- 正常形態率:13.0%[基準値 30%以上]
- 精子自動性指数:2[基準値 80以上]
この数値だと「精子無力症」なので、人工授精…いや、体外受精か顕微受精になるかと。
待ってーーーーよくわからない!よくわからないよ!!!
頭がついていかない!!!
量と濃度は問題ないけど、それ以外の数値が壊滅的だ。
特に精子自動性指数!
最低80必要なところを「2」って何なんだ...。
2て。
2ーーー????
え〜〜〜、2ぃ〜〜〜〜・・・・???
いくらなんでも…2ぃぃーーー???
院長も、精子自動性指数の低さに頭抱えてたよ…
精子自動性指数とは...
SMI(Sperm Motility Index): 精子自動性指数
1mlの精液の中に存在する精子の数を精子濃度といい、その中で運動をしている精子の濃度をMSCと呼び、そのうち速度20μm/sec以上の高速で直進運動をしている精子濃度はPMSC(a)と呼ばれ受精に最も深く関与していると言われています。
しかし受精能力を判定するには更にスピードも考慮する必要があるので、運動精子濃度にスピードも考慮して数値化したSMIが精子受精能力の判定に使われています。
精子数が多くても運動精子数が少なければ受精能力は低くなるし、運動精子が多くてもその運動が弱ければ受精能力が低いということになり、数と運動率と正常形態率だけで受精能力を推測するのは大変難しいと言われています。
さらに、目で見て判定する検査では、多分に検査者の主観が入ってしまうので、特に精子検査に慣れてない方と、熟練した方では判定に差が生じてしまいます。
そんな結果を聞くことになったけれど、ここは産婦人科。
一応不妊外来もあるけど、受診するのは圧倒的に妊婦が多いクリニック。
だから、院長もそこまで不妊について掘り下げてはくれなかった…
とりあえず、男性不妊は確定したから泌尿器科に行ってください、と言われた。
男性不妊てのは、女性の不妊よりも原因不明なことが多くて治療が難しいんだとか。
とりあえず、次回は泌尿器科の別のクリニックを受診することになりました。
あーーー驚きの現実突きつけられたわ...。
ちょっとやそっとじゃ動じない私も、さすがに凹むわーーー。。
つづく…